沖縄の伝統工芸や伝統行事

沖縄には代々昔から引き継がれてきた様々な伝統があります。みなさんはどれだけの伝統をご存じでしょうか?エイサーやカチャーシー、三線に琉球ガラスなどは沖縄に住んでない方にもメジャーなものとなっていますが、沖縄には他にも沢山の伝統があります。どのような伝統工芸、伝統行事、伝統芸能があるのか見て行きましょう!

目次 ページガイド

沖縄の文化!伝統工芸や伝統行事について

沖縄の伝統工芸や伝統行事

沖縄への移住を考えたときに、知っておきたいことって本当にたくさんあると思います。過ごしやすい?家賃の相場は?移住の費用は?食べ物は?…生活していくうえでこれらのことはまず一番気になることではないかと思います。

ですが!忘れてはならないのは、移住する土地の歴史や文化です。

土地が違えば風習や歴史、しきたりはまったく変わってくるものですし、地域で行われるイベントなどもさまざまですよね。沖縄では本土とは違う、沖縄ならではの「伝統行事」が行われています。また、沖縄ならではの「伝統工芸」も多く、おみやげとして観光客が購入していく以外にも地元の人たちにも愛されているものばかり。移住を考えている方ならなおさら、こういった歴史あるものを知っておくべきですよね。では、沖縄の伝統工芸や伝統行事にはどんなものがあるのでしょうか?

沖縄の伝統工芸品って?

沖縄でおみやげ!といえば、何を思い浮かべますか?ちんすこう、泡盛、紅芋タルト、サーターアンダーギーなどなど食べ物や飲み物がよくおみやげとして利用されると思います。もちろんこれらのものはとってもおいしいですし、沖縄でしか手に入らないというものも多いですよね。

ですが、そのほかにも人気となっているのが「琉球ガラス」などの工芸品です。沖縄にはさまざまな伝統工芸品があり、おみやげはもちろん修学旅行生の伝統工芸品制作体験としても人気となっています。

沖縄壺屋焼

壺屋焼

沖縄県は1400年代から450年もの間「琉球王国」と呼ばれていました。その時代は王国の各地に焼き物を作る窯があったのですが、現在の壺屋町にその窯が統合されて「壺屋焼」という種類のやちむん(焼き物の総称)ができました。

作り方の違う「荒焼(アラヤチ)」と「上焼(ジョウヤチ)」という2種類の壺屋焼があります。荒焼では土の風合いがそのまま生かされていて見た目は力強くて荒いので、シーサーなどもこの荒焼で作られているんですよ。上焼はきれいな色付きのもので、お皿やお茶椀などがよく作られています。

沖縄琉球ガラス

琉球ガラス

有名な沖縄のガラス工芸品。1998年に沖縄の伝統工芸品と認定された、比較的浅い歴史ではありますがとっても有名で、とってもきれいな見た目が特徴のガラス。戦後に作られ始めたこの琉球ガラスは、材料難のためアメリカ軍の基地で捨てられていたビールやコーラの瓶を使って作られるようになったものなんです。

特徴としてはガラスの中に気泡があって独特の風合いがあり、不揃いの厚みがあったりすること。色とりどりの琉球ガラスは泡盛を飲むガラスコップとしておみやげにしたり、また自分自身で旅行の際に制作の体験をすることも人気。グラスはもちろん、一輪挿しやネックレスにされて販売されていることも。

沖縄紅型(びんがた)

紅型

紅型とは、染物をするときの染色技法のひとつ。「紅」はいろいろな色のことを意味していて、「型」はいろいろな模様のことを意味しています。紅型はいろいろな色で鮮やかに、いろんな模様を描いて染めていくということですね。

一方、藍色の濃淡で染めていくもののことを藍型(えーがた)といいます。どちらもとても模様が細かく、美しい出来上がりになります。この紅型の着物は婦人の礼装ということで、今でも着られているものになっています。

沖縄琉球漆器

琉球漆器

1974年に沖縄県の指定伝統工芸品になり、さらに1986年には経済産業大臣指定伝統的工芸品となりました。ガジュマルやデイゴなど沖縄ならではの木が使われることが多く、美しい貝の素材をはめ込む「螺鈿(らでん)」や色塗りなども美しいのが特徴です。器やどっしりとした重箱などはもちろん、箪笥やさまざまな工芸品が作られています。

沖縄織物

ミンサー織り

木綿の織物のミンサー織り、絹織物の久米島紬(くめじまつむぎ)、麻織物の宮古上布(みやこじょうふ)など、沖縄の工芸品は織物が多いんですよ。

沖縄の伝統行事・伝統芸能って?

お祭り、音楽、踊り…沖縄独自のものがたくさん生まれているんです。

エイサー

お盆の時期によく踊られるという伝統芸能です。お盆にこちらへ戻ってくる霊たちのために、歌や囃子(はやし)に合わせて踊り、道を練り歩いていきます。テレビなどでも、よく地域の男性が公民館や体育館で練習をしていたり、太鼓をかついで音を鳴らしながら踊る姿が見られますよね。お盆の伝統芸能というだけでなく、最近ではこの踊り自体のお祭りやイベントも人気となっていて、特に沖縄全島エイサーまつりは観光イベントとしても有名になっています。

カチャーシー

沖縄民謡が演奏されているときなどに、よく両手を上げて左右に揺らして踊る姿が見られますよね。三線の音が鳴ると踊り出すおばあちゃんの姿などがバラエティ番組などでも放映されています。沖縄の方言で「かき回す」という意味のカチャーシーは、お祭りや結婚式といったおめでたいときに踊られます。

琉球舞踊

お祭りをはじめ、琉球王国時代の宴で踊られたことが始まりとされています。琉球舞踊は三線、筝(こと)や太鼓、胡弓の音で踊ります。あでやかな紅型の衣装を身に着けた女性が踊る「女踊り」や、子孫繁栄や長寿といった題材で踊る「老人踊り」などの古典舞踊。庶民の暮らしを題材とした元気な踊りの「雑踊り」、そのほかにもいろいろな題材をモチーフにして作られた「創作舞踊」などたくさんの演目があります。琉球舞踊にはたくさんの流派があるのも特徴です。

三線(さんしん)

中国から伝わった三線は、もともと「三弦」という楽器で日本の三味線の起源となるものでした。宮廷で演奏されていたためもとはとても高価な楽器でしたが、今ではすっかりおなじみとなっている沖縄アイテムですね。沖縄三線は7種類あり、それぞれ少しずつ形が違ったり大きさが違っているのが特徴です。

組踊

2010年にユネスコ無形文化遺産に登録された組踊(くみおどり)は、琉球王国時代に生まれた伝統的な芸能です。琉球舞踊や古典音楽を取り入れたもので、さまざまなストーリーの踊りがあります。もともとは中国からやってくる人たちを接待するために踊られたもので、そこから宴だけでなく演劇として楽しまれるようになりました。能楽や歌舞伎などさまざまな日本の伝統芸能の影響を受けていると言われています。

沖縄の伝統を知っておくということ

最近では、修学旅行や観光客向けに琉球ガラス作り体験ができたり、三線の体験ができる場所も増えています。ガラス作りは作る工程でガラスを冷やして…など時間がかかるので、その日のうちに持って帰ることはできません。ですが、がんばって作った美しい琉球ガラスのグラスで泡盛を飲むのは格別!おみやげとしても喜ばれるのはもちろん、普段使いするのもとっても人気なんですよ。

また、沖縄に移住した際にこういった伝統行事やイベントがあることを知っておくと、イベントに参加することができたり、カチャーシーなど踊りを教えてもらえるきっかけに。その土地のことをしっかり調べて知っておくことで、話題にすることもできて心強いですし、何より沖縄にさらに愛着がわくのではないでしょうか。


沖縄の伝統工芸や伝統行事

ABOUTこの記事をかいた人

エミリー

広島から沖縄に移住してきたエミリです♪憧れの沖縄での生活を活かして沖縄の移住や文化について体験談を元にお伝え出来ればと思います。その他にも沖縄に関する様々な情報を発信していきます!