地震大国日本、沖縄は大丈夫なの?

近年、日本では地震による災害が増えてきました。今後、大きな地震が起こると予想されている地域から、沖縄への避難移住がとても増えています。ですが、沖縄でも大きな地震が起こる可能性は大いにあります。過去の大地震の被害や、沖縄の活断層の数などを知り、もしもの時に備えておきましょう。

災害は台風だけじゃない、沖縄の地震について

災害は台風だけじゃない、沖縄の地震について

毎日日本のどこかで起こっている地震。

最近だと熊本で大きな地震があったり、大地震の備えをしっかりとしておかなくてはなりません。特に日本は海に囲まれた小さな島国ですから、東日本大震災の際には津波による被害がとても大きかったのをみなさん覚えているかと思います。では、沖縄県は・・・?

とても小さな沖縄県は、沖縄本島はもちろん四方を海に囲まれた離島にも多くの人が暮らしています。そんなところに地震による巨大な津波が襲ってきたら・・・。考えるだけでもおそろしいものです。

万が一、あのときのような大きな地震がやってきたとしたら?地震大国と呼ばれる日本ですが、沖縄での地震被害についてはどうなのでしょうか。

沖縄県には活断層が90か所!?

活断層

地震の原因となるのが、地下深くにある岩盤です。これがさまざまな原因で力が加わり、もとに戻ろうとする反動で起こるのが地震です。

よく地震のニュースなどで「断層が…」と言われますが、地震によって変形した地面の断面のことを断層といいます。断層は地下数キロから数十キロの深さにあって、一度地震によって断層になったところは強度が落ちてしまうため、繰り返し地震を起こす原因だと考えられているんです。

この繰り返し地震を起こしてきた断層のことを「活断層」といい、今後もこの活断層のために地震が起こるであろうと考えられています。

ちなみに、沖縄ではなんとこの活断層が90か所近くあるということがわかっています!特に集中しているのが沖縄本島の南にある糸満市、中心部のうるま市、また離島の宮古島市にも集中的に活断層があることがわかっているんですよ。

あまり地震というイメージがないように思われる沖縄ですが、実はいつ大きな地震が起こっても不思議ではないということがわかります。

過去に沖縄で起こった地震

地震

八重島地震

1771年(昭和8年)4月24日の朝、沖縄本島南西にある八重島列島近海で発生した巨大地震です。マグニチュード8.5、このせいで最大高さ30メートルともいわれる超巨大な津波が起こり、八重島列島・宮古列島を襲いました。

このため、八重島列島では9400名あまり・宮古列島では2463名が溺死したということです。また、人も家屋も流されてしまった石垣島では、完全に消滅してしまった村もあったそうです。震度は4程度と考えられているため、揺れによる被害はさほど大きくないと考えられていますが、このせいで起こった津波の被害がとても大きく恐ろしいとされています。

石垣島近海地震

1958年(昭和33年)3月11日、沖縄本島から南西の離れたところにある石垣島近海で発生した地震です。マグニチュード7.2、最大震度5を観測し、死者2名という被害をもたらした地震です。

沖縄県の宮古島市・石垣市・竹富町では震度5を、与那国町では震度4、沖縄本島の那覇市や鹿児島県の奄美市でも震度3を観測しました。

与那国島近海地震

1966年(昭和41年)3月13日、沖縄本島からずっと南西にある、先ほどの石垣島近くの与那国島近海で発生した地震です。マグニチュード7.3ないし7.8、最大震度5を観測した地震です。

このとき与那国島では死者2名、家屋全壊1棟、半壊3棟、23か所の石垣が崩壊するという被害が。石垣島や竹富島では震度4を観測、さらに沖縄本島の那覇市でも震度1を観測したということです。

西表島群発地震

沖縄県の西表島付近で、1991年(平成3年)~1993年(平成5年)にかけて、地震活動がとても活発になりました。竹富町ではなんと3年間で2000回以上の地震を観測するほどで、中には最大震度5の地震が5回も発生したという地震期間でした。

石垣島南方沖地震

1998年(平成10年)5月4日、沖縄県石垣島の南方沖で発生した地震です。マグニチュード7.7、最大震度3を観測した地震で、約10センチほどの津波が起こりました。

ただマグニチュードが大きいにもかかわらず揺れも津波も小さかったのは、縦ではなく横ずれの地震だったと考えられています。沖縄県の宮古島市・石垣市・竹富町などで震度3を観測、沖縄本島でも震度1を観測しました。

沖縄本島近海地震

2010年(平成22年)2月27日、沖縄本島南東沖で発生した地震です。マグニチュード7.2、糸満市では最大震度5弱と大きく、ほかにも沖縄本島全体で震度4、鹿児島県の与論町でも震度4を観測しました。

このとき津波警報・津波注意報が発表されましたが、特に津波の被害はなかったと言われています。

この地震のため、震度4を観測したうるま市では世界遺産に登録されている勝連城跡の石垣の一部が崩落してしまいました。最大震度5弱ですが、沖縄本島での震度5以上の地震が起こったのはなんと101年ぶり、前回は明治42年・1909年のことだったと言われています。

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あまり影響がないように思えても、備えは十分に!

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このように、近年では沖縄で起こった地震は最大震度5もしくは6程度ということになっています。

先の東日本大震災が起こってから非常に恐ろしいのが、地震による津波です。先ほども挙げましたが、沖縄でも1771年の八重島地震で最大30メートルともいわれる巨大な津波が襲ってきたとされています。

現在では事前に備えができたり、地震や津波のメカニズムの解明が進んでいく中でも多くの方がいつ襲ってくるかわからない地震・津波の恐怖を抱いているかと思います。

沖縄県付近でも、鹿児島県の奄美大島近海、またトカラ列島近海ではよく地震が観測されています。特にトカラ列島近海では実はほぼ毎日のように震度1~2の地震が観測されていますが、沖縄県の方が「地震だ!」とわかるものは少ないと言われています。

地震はしょっちゅう起こってはいますが、沖縄はさほど影響を受けていないというのが正直なところ。それよりも沖縄は台風などの災害の影響が大きいので、多くの方は地震よりもそちらの方に気を取られがちではないでしょうか?いつどこで地震が起こるかということは誰にもわかりませんが、しっかりと備えをしておくことは間違いなく言えるでしょう。

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ABOUTこの記事をかいた人

エミリー

広島から沖縄に移住してきたエミリです♪憧れの沖縄での生活を活かして沖縄の移住や文化について体験談を元にお伝え出来ればと思います。その他にも沖縄に関する様々な情報を発信していきます!