沖縄の台風シーズンに要注意!

沖縄への移住を考えている方が知っておかなければいけない事・・・それは台風に関してです。沖縄に上陸する台風は、本土に上陸する台風に比べ勢力が強いものが多くあります。沖縄県民は昔から台風に慣れ親しんでいる為、さまざまな工夫や知恵があります。昔から沖縄に住んでいる人たちがどういう対策をとっているのか見ていきましょう!

台風の通り道である沖縄

台風

沖縄は、昔から台風の多い場所として有名ですよね!そのため、沖縄への移住を考えている方は、沖縄の台風事情についても知っておく必要があります。昔から沖縄に住んでいる沖縄県民は台風とどう向き合っているのでしょうか。台風対策や台風に関する常識などをお話ししたいと思います。

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沖縄の台風シーズンはいつ?

台風

沖縄に台風が最も接近する時期は7月~9月です。中でも多いのが9月!

ですが、9月といえば・・・シルバーウィークなど連休があるので、旅行を計画される方も多いですよね。台風でせっかく計画していた旅行がパーになってしまわないように、県外への旅行や帰省は9月を外すのがベストです。

クロエ

理想としては、あまり台風が発生しない梅雨明け直後か10月頃がオススメです!

なぜ沖縄は台風が多いの?

なぜ沖縄は台風が多いの?

どうして沖縄は台風が多いのでしょうか。それは、沖縄付近は風の通り道になっていることが一番の原因となっているんです。

南の島近海で生まれた台風は、日本付近へ張り出している太平洋高気圧の周りを回るように進んでいきます。その為、だいたい沖縄付近で進路を北西から北東のほうへ向かいます。沖縄方面へと向かう最中、どんどんと台風の勢力が発達し・・・超大型の台風に発達してしまったり、スピードが遅くなってしまったりと大きな影響を受けてしまうことがあります。。

初夏や秋は、太平洋高気圧の勢力が弱いため、沖縄に接近することなく大陸に抜けていったり北上して太平洋上で消えてなくなったりします。なので、梅雨明け直後(初夏)か、沖縄の秋(10~11月頃)が旅行や帰省にもってこいの時期なんですよ♪

沖縄は、台風慣れしている人が多い!

本屋

「過去最強クラス」という台風が接近していても、台風馴れした沖縄の人は怖がることもなくいつも通りの準備を始めます。

本土の台風の多くは一晩過ごせば朝通り過ぎているということが多いのですが、沖縄に来る台風は長い時では丸2日ほど居座るということもあります。そのため停電することもしょっちゅうですし、台風が来る前日には台風対策を兼ねてスーパーやコンビニでは食料やお酒をごっそり買ってストックするというのは、もはや常識です!(笑)

そのほかに準備しておくものの定番としては「DVD」やゲーム、雑誌などです。台風が接近すると分かればレンタルビデオ店や本屋は大混雑!沖縄の人は、台風がきて外出できない間、家で暇をしないようにと暇つぶし対策も忘れずに行います。

また、どんなに大型の台風がきていても営業しているスーパーもあり、台風が最接近していても沖縄の人の間隔だと「これぐらい大丈夫よ~」と動じずに買い物へ出かけます。

台風でもお店を開けるユニオン!

買い物

上でもお話ししましたが、沖縄の人は台風慣れしすぎている為、中には台風が直撃していても平気で外出する方もいます・・・。

流石に台風が直撃すると大型スーパーや商業施設などはお店を閉めますが・・・「今開いてます!」が売りの24時間365日営業のスーパー「フレッシュプラザ ユニオン」は台風が直撃しても元気に営業しています。そんなフレッシュプラザ ユニオンが台風で店を閉めるとなると・・・この台風は相当ヤバイやつだ!という認識に変わるほど、台風の日も変わらず営業しているお店なんですよ。

台風が直撃すると休みになる企業も多い!?

pc

電車がない沖縄ならではの光景かもしれませんが、台風が来るとその影響で交通機関(バス・モノレール)がストップするため、会社が休みになってしまうところも多くあります。その為、台風が来るとなると沖縄の人は「明日は仕事(学校)が休みになるかもしれない!!」と、正直少しワクワクしてしまうんです。。(笑)

クロエ

台風の進路予想が「朝方には台風が去る」という予報であれば、中には居酒屋やスナックなどに飲みに行く人も・・・。「家にいても暇だし、帰る時に台風が去っているのであれば、帰り道は安全だから問題ない!」という考えのようです。さすがですよね。こんな時くらい家飲みしたらいいのに・・・とも思いますが、どうしても人と一緒ににぎやかに飲みたいようです。

このように、会社が休みになるのを見越して居酒屋に行き、週末(花金)のように過ごす人もいます・・・。それほど、沖縄の人にとっては台風は日常的な光景・・・いわば慣れっこなんです。

移住するなら知っておいてほしい!沖縄ならではの台風の常識

家

沖縄の人が一軒家を建てるときは、必ずコンクリートの家を建てます。それは、台風が来ても安全という事を昔からの知識として知っているからです。

最近は、沖縄に引っ越してくる本土からの移住者が多くいますが、家を購入する際に木造の家を購入している方も多く見かけます。日ごろから湿度が高く、台風も年に何度も来るような沖縄では「木造住宅は長くはもたないのでは?」と疑問に感じてしまいます。一昔前までは木造でも大丈夫だったかもしれませんが、ここ最近の台風は異常な勢力で大きな被害をもたらすものが多いですし、沖縄の風土を知った上で、家を建てるのであれば・・・沖縄は絶対にコンクリートでなければいけないと思います。

沖縄から本土へ縦断するような台風のときは、本土へ行くまでには勢力が弱まってから台風が訪れます。勢力が強い状態で台風に入る沖縄では、トタン家の屋根やプレハブの住宅、車も風でひっくり返ってしまうという事が多くありますが、家屋が損壊してしまったり・・・という事は滅多にありません。

沖縄に移住する場合には、台風の際に何が起こるか分からないので、住宅保険や車両保険がとても重要になってきます!また、沖縄の人がどんな家を選んで立てているのか・・・なぜそのような家を選んでいるのかと考えて建てる事も重要です。

台風の日は傘ではなく雨合羽を利用しよう!

国際通り

台風が近づくとニュース番組では、国際通り入り口近辺(県庁前)のスクランブル交差点を歩く人々を映します。その映像に映った人の中に、時折傘をさしている人が映る事がありますが、台風時に傘を差している人はほとんど沖縄の方ではありません。

台風の時は危ないので、傘を持ったり差したりしないのが常識です。台風のときに傘をさしてしまったら、すぐに傘骨だけになってしまいますよ!それは本土でも沖縄でも同じですね。本当に危険ですので気をつけてくださいね。

台風が来る事が分かったら、出来るだけ早めに台風対策を!

家庭菜園

ガラスが割れないように対策したり、お水などの防災グッズや非常食を準備するのも大切ですが、お庭やベランダの台風対策も念入りに行うようにしましょう!本土からの移住者の方は、勢力が衰えた台風の威力しか知らないせいか、台風対策が甘い方が多くいらっしゃいます。

沖縄に上陸する台風は、勢力が弱まる前の強いものです。軽自動車なら簡単に動きますし、ひどいときにはひっくり返されてしまうほどです。 約840kgの車が動くんですよ!お庭・ベランダ・バルコニーにおいてあるもので「これはいくらなんでも動かないだろう」と思うようなものが、動いたり飛ばされたりして他の方に危険を与えてしまうことがあります。

「これが飛ばされたら、外にいる方や車を運転している方に怪我をさせてしまうかもしれない」と考えられるものは、絶対に家の中に片付けるようにしましょう。

クロエ

よそ様に迷惑をかけないように台風が近づいたら台風対策&片付けをしっかりと行いましょう。


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