移住・旅行する前に沖縄の食文化について知っておこう!

「沖縄料理は本土の人の口に合わない!」・・・なんて、聞いたことがありませんか?沖縄グルメといえば、ソーキそばやラフテー(三枚肉)、ゴーヤチャンプルー、てびちなどなどたくさんの有名なメニューがあると思います。亜熱帯の気候ゆえ、本土では見かけないような食材なども多くあります。どのような食材・食べ物があるのかご紹介していきたいと思います。

偏見を捨てて、チャレンジしたい沖縄料理

移住・旅行する前に沖縄の食文化について知っておこう!

沖縄料理はどれもとっても美味しいものばかりなのですが、本土の方にとっては見た目や独特のネーミングで「???」となってしまうものが多くあるのも事実です。

沖縄は日本の中でも亜熱帯気候となりますので、本土とは気候が違うため育つ作物もかなり違ってきます。そのため、食材も違ってくるのでどうしても「料理が個性的だな~」とみられやすいですし、方言もかなり特殊なので異世界のように感じてしまいがち。

では、沖縄の人が普段食べているものって本土のものとどれだけ違うのでしょうか?…口に合わないなんて言われる事も多くありますが、おいしい沖縄グルメだってたくさんあります!沖縄グルメや沖縄の食文化について詳しく見ていきましょう♪

沖縄といえばウリ科の野菜!

ゴーヤー

まず、沖縄の人はお肉をよく食べます。お魚も食べます。もちろん、野菜もたくさん食べます。

さらに、あまり見慣れないような葉野菜やフルーツ、さまざまなものを食材として利用して食べています。特に野菜についてはたくさんの種類があり、栄養価の高いものも多いんです。

たとえば、代表的なものがウリ科の野菜。

ゴーヤ(ゴーヤー)を代表としたウリ科の野菜はもちろん本土のスーパーでもたくさん売られていますが、そのほかにもシブイ(冬瓜)やナーベラー(へちま)などがよく食材として使われています。本土でもゴーヤはゴーヤチャンプルー、冬瓜はあっさりとした味付けの煮物にすることが多いと思いますが、沖縄ではさまざまな使い方がされているとてもポピュラーな食材です。

ゴーヤは、卵や島豆腐と一緒に炒めるチャンプルーはもちろんのこと、スライスして天ぷらにしても◎。ピクルスなんかにも出来ちゃいます♪

へちま

へちま

へちまといえば、よく小学校の校庭で育ててへちまタオルなどを作るイメージがありますが、沖縄では食用の品種があるので食材としてよく食べられるんです。

食感はナスのようで、炒め物や汁物にすると、とても美味しいんです♪味噌汁に入れるご家庭も多くあります。味に癖や主張があまり無いので、基本的に何にでも入れられるんですよ♪

独特!沖縄のさまざまな野菜

ウリ科の野菜の他にも、本土ではなかなか見かけないさまざまな野菜があるんです!

シカクマメ

うりずん豆

たとえば、シカクマメ。沖縄ではシカクマーミと言ったり、うりずん豆とも言われています。

変わった形の豆で、外側はぎざぎざとしていて切ってみると断面が四角、その四つ角からぴょこんと角が出ているような形です。さやいんげんやオクラのような使い方をされ、たとえばお浸しや天ぷらはもちろん、さっと茹でてそのままマヨネーズにつけて食べてもとってもおいしいんだそう。

エミリー

私の家では、ポークランチョンミート(通称:ポーク)と、うりずんまめを、だしの素などで味付けをし、卵で閉じておかずの一つとして食べたりします。

沖縄県民がこよなく愛するポークって何?

2016.09.19

パパイヤ

パパイヤ

また、一般的には甘酸っぱくておいしいフルーツとして親しまれているパパイヤは、沖縄では熟れる前の青いパパイヤを野菜として扱うことが多く、生でも食べられるのでサラダにしたり、チャンプルー、イリチー(炒め煮)にすることが多いんです。

生ではシャキシャキとした食感を楽しむことができるという青パパイヤ。パパインという酵素が含まれているのですが、これはお肉のたんぱく質を分解する働きがあるのでダイエット効果がある事でも知られていますよ!

野菜として食べる青パパイヤは、一度は絶対に食べてもらいたいくらい美味しいです!沖縄のスーパーには青パパイヤがシリシリされた状態で売っています♪

からし菜(シマナー)

からし菜

次に、シマナーと呼ばれる葉野菜。からし菜のことで、種は角煮や納豆に添えられる和からしの原料となるのですが、葉っぱの部分は沖縄ではシマナー(島菜)と呼ばれてよく料理に使われています。

ピリッとした辛味がお酒にも良く合う葉野菜で、塩でもんで苦みを抜いてから、ツナ缶やベーコンなどと一緒に炒めるととってもおいしいおつまみに!沖縄のスーパーでは当たり前のようにお惣菜コーナーにからし菜炒めが売られていますし、スーパーのお弁当に入っている事が多いです。

ニガナ

キク科のンジャナ(ニガナ)という葉野菜はあく抜きをして、島豆腐を使って白和えにしたり、チャンプルーなどの炒め物に。ゴーヤーのように苦みのある葉野菜なので、調理するとビールととっても良く合います♪

ハンダマ(水前寺菜)

ハンダマ

見た目のインパクトがあるハンダマ(水前寺菜)は、表が緑色・裏が紫色というちょっと変わった見た目の葉。

沖縄県のほかにも石川県などで食べられているというハンダマは、火を通すとぬめりが出てくるのが特徴です。天ぷらやお浸し、サラダにすると食卓がとっても鮮やかになりますよ。

フーチバー(ニシヨモギ)

よもぎ

また、本土でも河原や山によく生えているヨモギは、沖縄ではニシヨモギとして自生していてフーチバーと呼ばれます。ネギや大葉のように薬味としてよく利用されていて、沖縄そばのトッピングにしてもとってもおいしいんです。 もちろん、一般的なヨモギのように天ぷらにしてもおいしく、さわやかな香りも楽しめます。

島らっきょう

島らっきょう

細長~くスリムな島らっきょうも、沖縄ならではの食材。香りが強く、漬物としてはもちろんのこと、薄皮をむいてからそのまま天ぷらにして食べることが多いらっきょうです。

沖縄で食べられるお肉やお魚

公設市場

沖縄で食べられるお肉といえば、やっぱり豚肉。 沖縄では、「肉はもちろん、内臓も皮も捨てるところがない!」と言われるほど、豚肉は隅々まで綺麗に食べられています。

角煮のラフテーやスペアリブ(あばら骨)を煮込んだソーキはとても有名ですし、また耳はミミガーにもなりますね。内臓は「中味(中身)」と呼ばれていて、汁ものにするのが一般的。

しっかりと内臓を洗って臭みを取らないといけないのがポイントですが、この処理が面倒だという方のために中味汁のレトルトも販売されています。モツのうまみがしっかりと出ていて、とってもおいしい中味汁ができます。沖縄では、行事ごとには必ずと言っていいほど中身汁が準備されます。

エミリー

沖縄そば屋さんや、定食屋さんには必ずと言っていいほど「中身汁定食」や「ソーキ汁」なるものがあるんですよ!(笑) 中身汁

ヒージャー(ヤギ)

ヤギ刺し

また、なんとヤギもよく食べられているという沖縄。ヤギはヒージャーと呼ばれているのですが、特に子ヤギを刺身にしたり、汁物やジューシー(雑炊)にすることも。どうしても臭みがあるので、ショウガ醤油や香りの強いヨモギ・フーチバーと一緒に食べられます。

ヤギを食べる注意点としては、ヤギには脂が多く含まれているので温かい飲み物と一緒に食べなければいけないという事!冷たい飲み物と一緒に摂ると、胃袋などでヤギの脂が固まってしまい、消化不良を起こすそう・・・。そして、高血圧の方・臨月以外の妊婦さんは絶対に食べちゃいけないといわれているんです!

そして極めつけは「チーイリチー」という料理。ヤギの内臓や肉を血で炒めたものです。年齢がいった方たちは、「臭い匂いがいいんだよ!ゴーヤーの苦味がいいって言うのと一緒さー!」なんて言いながら食べていますが、私たち若い世代には全く理解ができません。そう・・・沖縄県民でもヤギを食べたことがないという方は意外に多いんですよ。

イルカ

驚くことにイルカが食べられることも!!イルカはヒートゥーと呼ばれていて、ヤギと同じく刺身などで食べられるんだそう。イルカは、どこにでも売られているわけではなく、ごく限られた地域の人だけで食べているようです。沖縄県の中南部のスーパーでは、まず見かけることがありません。沖縄の方でも食べたことがあるという方は、かなり少ないと思います。イルカは主に北部の名護市などで食べられているので、食べてみたい方は名護のスーパーや食堂で探してみてください。

カラフルな魚

沖縄の魚

ではでは、一方のお魚はどうでしょうか。東北など北に行けば行くほど脂ののった魚が多いものですが、沖縄など暖かい地域の魚は逆で淡白なものが多く存在します。また、見た目もとってもカラフルで真っ赤なグルクン(タカサゴ)、アカジンミーバイ(スジアラ)、ミーバイ(アカハタ)、青とオレンジのカラフルなイラブチャー(アオブダイ)などなど。

刺身にされるものも多いのですが、やっぱり淡白なものが多いので唐揚げや煮付け、汁物など調理されるものが多いようです。魚を使った汁物は味噌などで味付けされているものが多く、澄まし汁や潮汁のようなあっさり塩味系は少ないと言われています。

沖縄ならではのさまざまな食材

海ぶどう

沖縄ならではの食材といえば、ゴーヤーなどの野菜はもちろん島豆腐や海ぶどうなども有名ですよね。特に島豆腐はしっかりとした豆腐で、チャンプルーには欠かせない食材です。一般的な豆腐と違って、半丁でも片手に乗るほどのビッグサイズなのが特徴となっています。島豆腐は、本土で食べられている豆腐よりも固くしめているため栄養価が高く、タンパク質の量も多いのが特徴です。ほんのりとにがりの塩味がついているので、チャンプルーはもちろん、できたての温かい島豆腐をそのまま食べるのはまた格別です!

ジーマーミー豆腐

ゴマ豆腐のようにもちっとしたジーマーミ豆腐は、大豆ではなくピーナツを使ったお豆腐。また、豆乳ににがりを入れて固めるのが豆腐ですが、その固まる前の段階のものを「ゆし豆腐」といいます。ほわほわとした見た目・食感でとっても柔らかく、味噌汁の具にしたりそばの具にしたり…。スーパーでは、島豆腐コーナーに当たり前のように並んでいます。

もずく

スヌイ(もずく)は本土では一般的にもずく酢として食べることが多いと思いますが、沖縄では天ぷらにしたり汁物にも。同じように、ぷちぷちとした食感がおみやげとしても人気の海ぶどうも、天ぷらにされることが多いんです。

種類が多いかまぼこ

さつま揚げのルーツとも言われている沖縄のかまぼこは、種類が多いのが特徴。

一般的にかまぼこといえば蒸して作られていますが、沖縄のものは油で揚げて作られるものが基本的です。ごぼうやにんじんなどの野菜が入っているものや、もずく入り、何も入っていないプレーンなものを細長くして沖縄そばのトッピングとして使ったり…さまざまな種類があります。

また、お祝いなどおめでたい席では色鮮やかな紅白のかまぼこが定番となっています。本土のものと違って、かまぼこの板はついていないのも沖縄かまぼこならではですね。

沖縄人の健康の秘訣は食事にアリ!?

おばあちゃん

沖縄の人は長寿!とよく言われますよね。これは食生活が大きくかかわっていると考えられています。たとえば、先ほどもあったナーベラー(へちま)は成分のほとんどは水分ですが、カリウムやビタミン類がたっぷりと含まれています。水分たっぷりな上に利尿作用もあるため、デトックス効果があるとも言われているんです。

ゴーヤはビタミンCとカリウムがたっぷり。夏の暑さや紫外線に打ち勝つ成分ばかりの夏野菜なので、とっても体に良いんですね。さらに、ゴーヤ独特の苦みは胃を健康にたもつ効果もあると言われています。

庭先によく生えている青パパイヤは、パパインという消化酵素がたっぷりと含まれているので食べ過ぎや胃がもたれているときに効果的。からし菜のシマナー(島菜)は葉酸がたっぷりと含まれていて、鉄と同じように貧血を防いでくれる効果があります。緑黄色野菜に多く含まれる成分の代表・カロテンも多く、抗酸化作用があるためガンやさまざまな病気・老化の原因になる活性酸素を消してくれる効果も!血管をはじめ体の中の老化を防ぎ、さらに造血作用がある為、いつでも健康で新鮮な血液をつくるため、元気な体が保たれるんですね。

また、沖縄ならではの島らっきょうはスーパー食材!あの独特の強い香りは「アリシン」という成分なのですが、これは体の免疫力を高めてくれるほか疲労回復、滋養強壮、抗菌・抗がん作用まで。さらに育毛作用まであるとも言われていて、にんにくや玉ねぎと一緒に食べるとより効果的なんだとか。

豚肉には疲労回復効果の高いビタミンBが豊富ですし、ラフテーや汁物のようによくよく煮て茹でこぼすことで余計な脂も落ちていきますのでとってもヘルシー。沖縄の人の健康な体は、このようにおいしくて体に良い食材がたくさんあることが関係していると考えられています。

ファーストフードもコンビニ弁当も本土と同じ!

コンビニ弁当

沖縄では、こういった「沖縄ならでは」の食事ばかりだと思われがちです。

しかし、そうではなくコンビニ弁当はもちろん、マクドナルド、ケンタッキーフライドチキン、ガスト、CoCo壱番屋、リンガーハット・・・本土と同じファミリーレストランやファーストフード店も多くあります。ですから、実際のところは沖縄での食生活は本土とあまり変わらず、特に「沖縄料理ばかり・・・」というわけではありません。

本土であっても、チャンプルーやイリチー(炒め煮)のような料理はよく作ると思いますし、特にコレといって調味料が違っているというわけでもありません。沖縄に行ったからといって沖縄料理に飽きることはありませんし、別段変化が起こるということでもありませんのであまり抵抗なく食文化になじむことができますよ。

エミリー

ただ、お弁当のチェーン店であるほっともっとでは、沖縄限定メニューとして麩(ふ)と野菜を炒めてスパムを添えた「麩ちゃんぷるー弁当」があるんです♪ 夏になると夏季限定でゴーヤーチャンプルーの入った「ゴーヤー弁当」も登場します。あの吉野家には、沖縄限定でタコライスがあるんですよ♪

コンビニのおにぎりコーナーには、当たり前のようにスパムおにぎり(ポーク玉子おにぎり)が並んでいます。コンビニ弁当・コンビニおにぎりひとつとっても沖縄限定メニューがあったりしますので、そういったものを探してみるのも楽しいですね♪


移住・旅行する前に沖縄の食文化について知っておこう!

ABOUTこの記事をかいた人

エミリー

広島から沖縄に移住してきたエミリです♪憧れの沖縄での生活を活かして沖縄の移住や文化について体験談を元にお伝え出来ればと思います。その他にも沖縄に関する様々な情報を発信していきます!