旧暦の3月3日は「浜下り」!どのような行事なのか知っておこう!

沖縄には昔から続く風習の一つとして「浜下り」という旧暦の行事があります。「浜下り」と聞くと「潮干狩り」を連想する方が多いようですが、実際にはどのような行事なのかご存知でしょうか?浜下りとは、一体どのような行事なのかについてお話ししていきたいと思います。

旧暦の3月3日に行われる浜下り

浜下り

浜下りは、沖縄地方や鹿児島県の奄美で行われている風習の一つです。旧暦の3月3日は一年で大きく潮が引く日だと昔から言われており、その為、昔から潮干狩りを楽しむ方が多くいらっしゃるんです。

若い方の中には「旧暦の3月3日は潮干狩りをする日」だと勘違いされている方々もいらっしゃるようですが、沖縄地方では潮干狩りはあくまでも「ついで」なんです!

では、一体何のために浜へ下りるのでしょうか。詳しく見ていきましょう!

目次 ページガイド

旧暦の3月3日っていつ?

卓上カレンダー

旧暦の3月3日は下記の日付にあたっています。

  • 2017年 : 3月30日(木曜日)
  • 2018年 : 4月18日(水曜日)
  • 2019年 : 4月7日(日曜日)
  • 2020年 : 3月26日(木曜日)
  • 2021年 : 4月14日(水曜日)
  • 2022年 : 4月3日(日曜日)

旧暦の3月3日は、新暦の3月末~4月中旬ごろに当たり、丁度・・・潮干狩りに適した気温であったり、モズクやアオサがとれる時期にあたるようです。

浜下りは何のために行われるの?

疑問

旧暦の3月3日は、「サングワヮチサンニチ」「サングヮチャー」と呼ばれ、通常(新暦)の3月3日と同じく女性の節句なんです。

意味合いも殆ど同じで、女の子の健やかな成長と健康を願うための祈りをささげるために浜へ下りると言われているんです。

この日は、重箱料理や三月菓子といったお菓子をもって浜辺へ行き、浜遊びを楽しみながら身を清めるのです。

では、一体どのように身を清めるのか見てきましょう!

浜下りでの健康祈願はどのようにおこなうの?

悩む女性

「海で身を清める」という事は、昔から日本で広く行われてきました。浜下りも同じように浜へ下りて、女の子の実を清めるのです。

やり方としては、難しいことは一切有りません。浜下りは、以下のような流れで行われます。

ヤシの木

浜下りの手順

  1. 額に3回海水をつける
  2. 祈りをささげる
  3. 白い砂浜に足をつけさせる

浜へ下りたら、娘さんの額に三回海水をつけます。その後、「娘が健康にいられますように。悪いことから守ってください」と祈りを捧げるのだそうです。

白い砂は、昔から沖縄では場を清めたりする際に、清めたい場所にまいて使われてきました。最後の締めくくりとして、祈りをささげた後は娘さんに砂浜を踏ませ、身を清めて終了となります。

その儀式(禊)をおこなう流れで、潮干狩りを行っていたので・・・一部の方には「浜下り=潮干狩りの日」という印象をつけてしまったようなのです。

浜下りが行われるようになった理由・・・

沖縄

浜下りが行われる理由は諸説ありますが、一番知られている説をご紹介します。

むかしむかし・・・ある女性が今でいうイケメンの男性に出会い、二人はすぐに恋に落ちたそうです。その男性と結ばれた女性は、男性の子を身ごもったのですが・・・その男性はなんと「アカマタ(蛇)」が人間の姿に化けていたのだそうです。

アカマタの子どもを妊娠した女性はお爺さんに相談をしました。

そのお爺さんからは「旧暦の3月3日に浜下りをし身を清めるといい」というアドバイスを受けたので、女性は言われた通りに浜下りをして身を清めると、アカマタの子どもを流産したのだそうです。

そういう言い伝えが広がり、今でも旧暦の3月3日(女性の節句)には重箱料理などの御馳走をもって行き、身を清めるという風習が残っているのだそうです。

浜下りの人気スポットをご紹介

浜下りは、家の近くにある潮干狩りを楽しめるような海で行います。特に人気のある場所としては以下のスポットがあります。

瀬長島

那覇空港から近い小さな無人島です。瀬長ビーチはバーベキューやシュノーケリング、潮干狩りを楽しむことができます。2012年には琉球温泉瀬長島ホテルが完成し、2015年には瀬長島ウミカジテラスが完成しました。

瀬長島は那覇空港が近いことから、飛行機を間近で見ることができます。浜下りや潮干狩りを楽しんでいる上空では、大迫力の飛行機が飛んでいきます。

潮干狩りの時期は、比較的いつでも楽しむ事ができるのでオススメです。

海中道路

うるま市にある海中道路は浜下り・潮干狩りの絶好のスポットだと言われています。

沖縄最大面積の干潟を誇る海中道路。浜下りの日には海中道路は、沖まで干潟になる為、沢山の人が潮干狩りを楽しみにやってきます。貝だけでなくアオサやモズクなどもとる事が出来るので、子供たちも楽しく潮干狩り体験ができる場所です。

泡瀬干潟

浅海域の広がりは、南西諸島で一番の規模だと言われている泡瀬干潟。

浜下りの時期頃から、ちょうどモズクも旬に入るため、こちらでは潮干狩り以外にモズクをとる事もできます。近くに県総合運動公園もあるため、ファミリー層がとても多い場所です。

地元の人は夏だけでなく、冬も潮干狩りを楽しんでいるそうですよ。

屋我地海岸

名護市にある屋我地海岸は、時期を問わず通年潮干狩りを楽しむことができるのだそうです。ハマグリの他に、二枚貝を採ることができます。

こちらは、干潮時に「ピュアロード」という縁結びの道が現れる事で有名です。この神秘的な道を渡ると幸せが訪れると言われているんですよ!

浜下りは女性のための行事

友達

旧暦の3月3日、浜下りの日は女の子・女性の健康を願うための節句です。今まで「浜下りは潮干狩りイベント」だと勘違いされていた方も、本来の目的を知る事で、潮干狩りをしながら健康祈願も行えるようになるのではないでしょうか。

クロエ

ぜひ、ご家族で海で潮干狩りを楽しみながら、健康を願い・身を清め、お子さんやご自身の健康を祈願されてくださいね!