日本の最南端「波照間島」へ行ってみよう!

波照間島は、沖縄本島から南西にある小さな小さな島。島の周囲は15キロほどしかなく、沖縄の中でも特にとても日差しの強いところです。石垣島宮古島竹富島などと並んで人気のある波照間島の魅力を見てきましょう!

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一度行くと病みつき!波照間島について

波照間島

数々の沖縄の離島の中でも、もっとも南にあるのが「波照間島(はてるまじま)」です。

沖縄ブーム、また沖縄移住や離島ブームの中でも特にこの波照間島に訪れる方はリピーターが多いと言われています。一大リゾート地でもなければココ!という観光スポットがあるわけでもない。

また、石垣島のように本土から直行便が出ているというわけでもない。…それでも、多くの方が波照間島を何度も何度も訪れています。

一度訪れると病みつきになってしまうという波照間島ですが、いったいどのような島なのでしょうか。

波照間島ってどんなところ?

波照間

波照間島は西表島の南にあって、日本最南端の有人島として知られています。なので「日本最南端の郵便局」である波照間郵便局があったり、ほかにも「日本最南端の碑」や「日本最南端平和の碑」が建てられています。

2016年7月末現在で人口は508人、信号機がひとつもないという波照間島では、全天88星座のなかでもっとも小さいと言われている「南十字星」が見えるということで人気のスポット。そのため、島の中には天体望遠鏡やプラネタリウムが備えてある星空観測タワーもありますよ。

民宿やホテルなどの宿泊施設が徐々に増えていったことから観光客の数も多くなり、平成28年では約36000人もの人が波照間島を訪れているといいます。

美しすぎるビーチ、沖縄本島でもあまり見られなくなった昔ながらの街並みなど、ゆったり・のんびり過ごすことができるのが波照間島の魅力だといいます。小さな島ですが国の文化財も多く、貴重な建物や史跡が多いのも特徴です。

波照間島は5つの集落がある

集落

波照間島は5つのおもな集落があり、500人あまりの島民がそこで生活しています。

島の中央部に「名石(ないし)」「南」「北」「前」、そして西にいくと「冨嘉(ふか)」という集落があります。スーパーはありませんがそれぞれの集落に商店や売店があるので、そこで生活に必要な日用品や食料を調達します。

ちなみに島の中には幼稚園から中学校まであり、高校は島外へ。郵便局や診療所、交番やガソリンスタンドなどももちろんあるので、特に生活していく上で困るということはありません。

波照間島へのアクセス

フェリー

島の中には波照間空港がありますが、現在では路線がないので船のみとなります。

島の西側には波照間港があり、石垣島から1日数便の高速船が出ています。高速船は1日数便ですが、ほかにも貨客船(フェリー)が曜日限定で1日1便発着していて、こちらは運休の多い高速船と比べると運行できるときが多いので人気なんだとか。ちなみに、運賃は以下の通りとなっています。

  • 【高速船】 片道3090円
  • 【貨客船】 片道1540円

本土や沖縄本島から波照間島へ!と思ったときには、まず飛行機で石垣島まで行き、そこから船に乗りましょう。

波照間島の宿泊施設

シーサー

波照間島にいくつかある宿泊施設の一部をご紹介します。

ホテルオーシャンズ

一泊朝食付き7000円、洋室・和室を選ぶことができます。小学生は半額、小学生未満は無料。

レンタカー・レンタバイク・レンタサイクルもありますので、チェックインしてから島をゆっくりめぐるのにもピッタリです!

民泊

ホテルオーシャンズの詳細

民宿たましろ

とにかくアットホームで、宿泊客同士も食事後のゆんたく(井戸端会議やおしゃべり)で盛り上がるそう。

チャンプルーやジューシー(炊き込みご飯)や天ぷらなどなど、とにかくボリューム満点の食事も人気のポイント。また「伝説の泡盛」と言われている貴重な「泡波」が無料で飲めるというのも、とても魅力的な民宿となっています。

民泊

民宿たましろの詳細

  • 住所:沖縄県八重山郡竹富町波照間539
  • 電話:0980-85-8523
  • URL:公式ホームページはありません

ペンション最南端

2007年にオープンした比較的新しいペンションで、波照間島の名所・ニシ浜ビーチが目の前なのが魅力的なポイント。

お部屋は和室で、長期滞在できるよう3泊目から料金が割引されるのも嬉しいですね。

民泊

ペンション最南端の詳細

波照間島のみどころ

島の周囲15キロと小さな波照間島ですが、魅力や見どころは沢山あります。特にオススメのスポットをご紹介していきたいと思います。

ニシ浜

ニシ浜

名前は「ニシ」ですが、沖縄の方言で「北」という意味になります。島の北側にあるこのニシ浜ビーチは、沖縄の中でも、そして日本でも随一の美しさをほこるビーチ。

また、今年2016年の「トラベラーズチョイス 世界のベストビーチ2016」では日本国内のランキング2位となりました。あまりにも美しいエメラルドブルーがひろがる海は、泳がなくても見ているだけで満足できるほどです。

高那崎(たかなざき)

日本最南端の碑

波照間島の南東部にある岬で、「日本最南端之碑」「波照間之碑」「聖寿奉祝の碑」「日本最南端平和の碑」など多くの石碑(モニュメント)を見る事ができます。

波照間島星空観測タワー

波照間島星空観測タワー

プラネタリウムがある日本最南端の公開天文台です。

4~6月まで、夜間は南十字星が見られるということが大きな特徴です。入館料は大人300円・子ども150円で、波照間港より自転車で40分ほどかかるのでレンタカーやレンタバイクで行く事をオススメします。

集落

集落

赤い瓦屋根、サンゴの石灰岩の石垣。「沖縄の民家」といえばこれだと思いますが、現在では沖縄本島でもあまり見られない光景。

波照間島ではこの伝統的琉球家屋の街並みを見ることができ、とても貴重なものです。

美しい海に心癒される素敵な島

グラスボート

波照間島には移住者が少ないもの。小さな島ですから、この中で島民の暮らしが成り立っているからです。

年に何度も訪れる観光客や長期滞在する方が多いという波照間島では、これぞ沖縄という雰囲気を体中に、存分に味わうことができる場所。

もちろんシュノーケリングなどのマリンスポーツを楽しむこともできますので、ひとりでのんびりと、友人と、家族と…誰と訪れても日常を忘れて楽しく過ごすことができますよ。


ABOUTこの記事をかいた人

広島から沖縄に移住してきたエミリです♪憧れの沖縄での生活を活かして沖縄の移住や文化について体験談を元にお伝え出来ればと思います。その他にも沖縄に関する様々な情報を発信していきます!