一人ひとりを尊重しよう!レインボーハートプロジェクトOkinawa

レインボーハートプロジェクトokinawaは、LGBT・性の多様性に関する講演活動を行う沖縄の団体です。通常期は学校での講演やイベントなどを通じて性の多様性について考えるきっかけづくりをしていますが、新型コロナの影響で、現在は従来とは異なるアクションで活動を行っています。

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そもそもLGBTって何?

同性カップル

沖縄のレインボーハートプロジェクトokinawaではLGBTについての啓蒙活動を行っていますが、知っているようで意外と知られていないのが「LGBT」です。

LDBTは性的マイノリティの総称で、

  • 【L】レズビアン
  • 【G】ゲイ
  • 【B】バイセクシャル
  • 【T】トランスジェンダー

の頭文字から「LGBT」と呼んでいます。

エミリー

ちなみに、近年では「LGBT」にが追加され、「LGBTQ」と呼ばれています。

【Q】はクエスチョニング(Questioning)のQで、自分の性別がよく分からない・決められないという方の総称です。

レインボーフラッグに込められた意味とは?

レインボーハートプロジェクトokinawa

レインボーハートプロジェクトokinawaのロゴには、レインボーフラッグをモチーフにしたハートマークが使われています。ロゴに使われているレインボーフラッグは、LGBTと深く関係しています。

レインボーフラッグは、アメリカの美術家・公民権活動家であるギルバート・ベイカー氏によってデザイン・制作されました。

制作のきっかけとなったのは、1978年に行われたゲイ自由デー(のちにサンフランシスコプライドパレードへ発展)です。

この時にギルバート・ベイカー氏はLGBTコミュニティの多様性の象徴として、8色で構成したレインボーフラッグを作りました。

ギルバート・ベイカー氏が制作した8色のレインボーフラッグには、それぞれの色に異なる意味がつけられています。意味は以下の通りだそうです。

レインボーフラッグ
  • ピンク:セクシャリティ
  • 赤:生命
  • 橙:癒し
  • 黄:太陽
  • 緑:自然
  • ターコイズ:魔術・芸術
  • 藍:平穏・調和
  • 紫:精神

現在LGBTブライトパレードで多く使用されているのは、赤、橙、黄、緑、青、紫の6色ですが、大量生産をする際に製造上の理由からピンクとターコイズが省かれるようになったといわれています。


レインボーハートプロジェクトokinawaの主な活動を知ろう!

LGBTQ

レインボーハートプロジェクトokinawaでは、沖縄県内にある学校施設(小学校、中学校、高校、大学)での講演活動を積極的に行っています。

それと同時に性の多様性を尊重する社会の実現にむけて教職員の研修や自治体職員の研修なども、主な活動の1つです。

またLGBTに関するワークショップやイベントの開催も、自己肯定感や多様性を尊重する心を育てる活動ととらえ、県内各地で実施しています。

2020年の新型コロナによって従来行ってきた講演やイベントなどの活動は自粛傾向にありますが、LGBTや性の多様性に関する知識を届ける活動は続けています。

その一部となるのが「LGBT性の多様性啓発パンフレット(1万4000部)」の発行です。

発行されたパンフレットは、沖縄県内の中学校・高校・特別支援学校に配布されています。

「周りと違っていても大丈夫」が一番のメッセージ

同性カップル

レインボーハートプロジェクトokinawaが2020年に発行したパンフレットの表紙には、「周りと違っても大丈夫!LGBT」と書かれています。

この言葉こそが、レインボーハートプロジェクトokinawaが発信する一番のメッセージでしょう。

LGBTという言葉を知っていても、身近に感じるシーンはなかなかありません。またLGBTの中には無自覚のまま、日々の生活の中で生きにくさを感じている人もいます。

そんな気持ちを持っていると「なにがもやもやする原因なのか」「どうしてみんなと違うのか」と自己否定することが多くなってしまいます。

だからこそありのままの自分を肯定し、幸せと感じる気持ちを大切にする重要さを、レインボーハートプロジェクトokinawaでは最も強く訴えているのでしょう。

レインボーハートプロジェクトokinawaの活動は支援できる!

レインボー

コロナ渦の現在は従来の活動が思うようにできないレインボーハートプロジェクトokinawaですが、活動を続けていく中で徐々に沖縄県内でも性の多様性を認める動きが見えています。

2020年には県内の多くの中学校で制服の選択制が導入されましたし、性別に関係なく利用できるトイレ(だれでもトイレ)の設置校も増えつつあります。

そんなレインボーハートプロジェクトokinawaの活動は、賛助会員になることでも支援できます。

会員は一般会員、学生会員、団体会員の3タイプあり、年会費は一般会員が1口3000円、学生会員が1口1000円、団体会員(企業などが対象)が1口1万円です。

なお、グッズの販売も行っているので、グッズを買うことで活動を支援することもできます。

オリジナルグッズは、レインボーハートプロジェクトokinawaのオンラインショップから購入が可能です。

エミリー

最近では、イオンの「幸せの黄色いレシート」キャンペーンでも目にするようになってきており、気軽に支援が出来るようになっています。
会員にならずとも支援できる方法の一つなので、ぜひご協力お願いいたします。

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広島から沖縄に移住してきたエミリです♪憧れの沖縄での生活を活かして沖縄の移住や文化について体験談を元にお伝え出来ればと思います。その他にも沖縄に関する様々な情報を発信していきます!