もし沖縄で不発弾を見つけてしまったらどうしたらいいの?

第二次世界大戦中に「沖縄戦」として多くの方が亡くなるという惨劇が繰り広げられた沖縄県。戦いの跡は今でも「不発弾」として姿を残しています―――。

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危険!もし沖縄で「不発弾」を発見してしまったら…?

不発弾

沖縄はもちろん、全国各地で見つかることがある不発弾・・・。おもに道路工事や下水道工事など、地中を掘る作業が行われるときに発見されることが多いと言われています。

また、こういった工事などが特に行われていなくても、なんらかの原因で地中に眠っていた不発弾が爆発してしまう…ということもあります。実際に特に異変もないまま突然不発弾が爆発し、ケガを負ったという方は日本でもいらっしゃいます。

特に日本で不発弾が見つかることが多いのが、沖縄県です。

第二次世界大戦の戦いで使われたものはもちろん、こうした戦争のときに使われたものではなく実弾演習が行われたときのものも。

実弾演習のときに発生してしまった不発弾は、通常はすぐに爆破処理されるといいます。が、ときに演習場から弾を持ち出してしまうという軍事マニアがいることから、演習場の外で爆発してしまう事故も実際に起こっています。

いつ爆発するかわからないため、とても危険な不発弾。万が一発見した場合はどうしたら良いのでしょうか…?

不発弾を処理しているのは誰?

男女

不発弾が発見されると、自衛隊に処理が要請されます。ですが、自衛隊の誰もが不発弾処理をすることができるわけではありません。

専門教育を修了した方で、不発弾処理要員として一定以上の資格をもっている隊員には「不発弾処理徽章」が与えられます。陸上自衛官と航空自衛官では資格が認められる内容が違っていて、それぞれで不発弾処理に関する訓練を受けなくてはなりません。

無事に処理できるまではいつ爆発するかわかりませんので、不発弾が見つかったら付近の住民へ避難するように指示がされます。

沖縄県では、毎年不発弾が発見されています。多いときでは1年に10件以上の不発弾が発見され、少ないときでは3件程度。それでも毎年見つかっていることから、まだまだたくさんの戦時中の弾が沖縄の地に眠っているということが考えられます。

万が一不発弾を見つけた場合には、まず近づかないこと。そして119番通報・警察署に通報することで、自衛隊など専門の機関へ処理が要請されることとなります。

沖縄県のホームページでは、市民防災室のページに「不発弾処理情報」が掲載されています。現在見つかっている不発弾の情報や、これまでに見つかっている不発弾の処理状況などが記載されています。

不発弾が見つかったらどうなるの?

疑問

見つかった不発弾を安全に処理するためには、まず周辺の安全を確保しなくてはなりません。これは災害対策基本法にのっとって警戒区域が設定されてから、周辺の道路などを封鎖して安全を確保します。

たとえば、処理場所のすぐそばに病院があった場合などは避難しなくてはいけませんし、道路はもちろん通行止めや封鎖されることとなります。

不発弾が爆発して被害にあった場合

救急車

万が一、不発弾が爆発してしまったことでケガや死亡などの被害が出てしまった場合ですが…沖縄県の場合は条例で補償額などの決まりがあります。

死亡した場合には1,000万円を、ケガの場合はその程度によって314万円から750万円が沖縄県から支払われるということです。

不発弾の処理費用は誰が負担しているの?

お金

もうひとつ気になるのは、不発弾を処理するための費用。

先ほども言いましたが、不発弾が見つかると大騒ぎ。周辺の道路を封鎖したり、バスやモノレールに影響が出てしまう場合にはルートを変えたり、多くの人を非難させたりと、とても大掛かりなことになってしまいます。

この処理にかかる費用についてですが、実は誰がどのように負担するかということは決まりがありません。なので、多くの場合は不発弾が見つかった土地を持っている方というケースが多いんだそうです。

・・・ですが!「それって不公平なんじゃ・・・」という声が挙がっています。土地の所有者ではなく「あくまで戦後処理として行政が責任を負うべきだ!」ということから、2015年から現在も行われている不発弾処理の費用にかかわる裁判では、処理費の返還を求めているのだそうです。

不発弾による悲劇を繰り返さない為に・・・

悲しむ

不発弾はいつ、どこで見つかるかわかりません。

特にここ沖縄県ではまだまだたくさんの不発弾が眠っているといいます。

1974年には当時那覇市小禄にあった聖マタイ幼稚園では不発弾が爆発し、園児を含む4人の死者と、34人の重軽傷者を出してしまう大事故がありました。また、2009年には工事中に戦後64年たった不発弾が爆発、大けがを負うという事故も起こっています。

とても古い、たった一発の不発弾がさまざまな被害をもたらす可能性があります。もし見つけたら、まずは警察や消防へ連絡を入れるようにしましょう!そして、不用意に近づいたり触るなどの刺激をあたえないようにしてくださいね。


不発弾

ABOUTこの記事をかいた人

エミリー

広島から沖縄に移住してきたエミリです♪憧れの沖縄での生活を活かして沖縄の移住や文化について体験談を元にお伝え出来ればと思います。その他にも沖縄に関する様々な情報を発信していきます!