移住者から見た「沖縄のここが変だよ」【食文化編】

沖縄に移住してみると、観光客として沖縄を訪れた時に食べる「沖縄料理」と一般的な家庭の「沖縄料理」に違いがあることに気が付きます。地元では当たり前らしいけれど移住者目線ではちょっと変な沖縄の食文化とは?

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コンビニおにぎりは「温める」

おにぎり

沖縄のコンビニでおにぎりを買うと、店員から必ず「おにぎり、温めますか?」と尋ねられます。

最近のおにぎりは確かにいろいろな具があるので、温めたら格段に美味くなりそうなおにぎりも存在します。

でも、明太子やシーチキンなど温めてしまうと味が変わってしまいそうな具もありますよね?・・・沖縄県民にとって、そんなことは問題ではありません。

コンビニが出来た当初から、沖縄ではおにぎりの中身の具に関係なく「おにぎり、温めますか?」と聞いてくるのが当たり前なので、「味が変わる」等といった事は考えず、「お願いします」と、素直に温めてもらうのが普通なんです。

なぜ、そのようになったのかはわからないのですが、未だにコンビニでおにぎりを買うとこのやり取りが行われます。

ミア
よく考えてみると、どんな具材であれ…温かいおにぎりが美味しいという事は日本国民であれば誰でも知っている事。。最近では、なぜ「沖縄以外のコンビニは、おにぎりを温めずに提供するのか」という方が不思議にも思えてきました。

食堂の「みそ汁」はおかずメニュー

味噌汁定食

大衆食堂でみそ汁といえば、定食メニューに添えられたお吸い物というイメージがありますよね?

無ければなんとなく物足りないものの、牛丼チェーン店などではみそ汁そのものは「付け合せメニュー」でしかありませんから、なかったとしても特に気になりません。言ってみれば食堂のみそ汁は「脇役」であり「主役」ではないのが一般論です。

ところが沖縄の食堂でのみそ汁は、脇役ではありません!主役であり、立派なおかずメニューです。

みそ汁のお椀とはかけ離れた大きな丼ぶり椀に具だくさんのみそ汁がたっぷりと盛り付けられています。基本的にはその具のど真ん中に卵が落とされているので、これだけを食べても十分にお腹がいっぱいになります。たっぷりの野菜を手軽に取ることが出来るので、沖縄では女性だけでなく男性にも人気のメニューです。

なので、沖縄の食堂に来たら間違ってもゴーヤーチャンプルーに、みそ汁のトッピングをして食べきれない…という事にも!ちなみに食堂で目にする「みそ汁」は沖縄ではおかずメニューとなっている事が多く、その場合はご飯もセットになってついてきますからね!

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2016.09.15

ご飯にマーガリンを乗せた「バターごはん」が人気

マーガリン

冷蔵庫におかずになりそうなものがなかった時、最後の手段としてアツアツご飯にバターと醤油を垂らして食べるということはあるかもしれません。それが意外と美味しかったりもするのですが、一部の沖縄県民の間では「バターごはん」と呼ばれ、昔から人気があるんです。

しかも沖縄での「バターごはん」は、ご飯の上に「バター」をのせるのではなく「マーガリン」をのせて食べるのが定番です。

それならば「マーガリンごはん」と呼べばよいのにと思うかもしれません。ただその発想は、沖縄県民には通用しません。なぜなら、沖縄では「マーガリン」のことを「バター」と呼ぶ方が多いんです。

三笠食堂

那覇市にある地元で人気の「三笠食堂」では、テーブルに沖縄で人気がある「ホリデーマーガリン」がセットされており、好きなだけマーガリンをご飯にトッピングすることが出来ます。

バターごはん好きにはたまらないサービスなので、ランチタイムになると次から次へとマーガリンをご飯に投入する人の姿が見られます。

ちなみに「ホリデーマーガリン」は沖縄では一般的なマーガリンなのですが、全国的に見るとほとんど流通していない商品なのだそうです。(※健康の為にも食べすぎに注意です。)

カート

ホリデーマーガリン

沖縄で人気のあるホリデーマーガリンです。

価格(税込)

楽天:398円 / Amazon:1,620円

楽天 amazon

※商品の価格は記事作成時点の価格です。価格は変動する事が御座いますので、実際の価格はオンラインショップの商品詳細ページでご確認下さい。

沖縄のちゃんぽんは「野菜炒めの卵とじ」

ちゃんぽん

沖縄の食堂に行くと、比較的一般的なメニューとなっているのが平仮名で書かれた「ちゃんぽん」。

観光客がごはんとセットのガッツリ系メニューを回避しようと思って注文してしまうと、料理が目の前に出てきた時にイメージしていたものとは真逆の料理が出て来るためにガックリします。

そもそも「ちゃんぽん」の意味から考えても、沖縄の「ちゃんぽん」と長崎発祥の「チャンポン」では違います。

沖縄で「混ぜる」という意味があるのが「ちゃんぷるー」ですが、どうやらそのあたりがこのメニュー命名の背景にあるようです。さまざまな物を混ぜることを「ちゃんぽん」と呼ぶ地域も多いので、沖縄もそこらへんからきていると思われます。

沖縄の食堂の「ちゃんぽん」には、これといった定義はありません。ただ一般的にはご飯の上に卵でとじた野菜炒めが乗っかっています。野菜炒めの中に豚肉やひき肉が混ざっているものもありますが、沖縄で野菜炒めの定番具材であるポーク缶が入っていることもあります。

要するに「野菜炒めの卵とじ丼」が、沖縄の「ちゃんぽん」なのです。

番外編:居酒屋でのおしぼりの役割が変

おしぼりコースター

沖縄で地元客が多く集まる居酒屋に行くと、必ず目にするのがおしぼりコースター。

おしぼりは、居酒屋に行けば席について最初に店員から差し出される定番のサービスですよね?夏の暑い時などは冷えたおしぼりで一気に顔の汗を拭きとるサラリーマンの姿は、沖縄だけでなく日本全国の居酒屋で見られる光景です。

でも手や顔を拭いた後のおしぼりの行方が、沖縄はちょっと変なのです・・・。

ひとしきりおしぼりとしての役割を果たしたら、有無を言わさず四つ折りにし、そのままドリンクコースターに変身!しかも沖縄県民なら、ほぼこの行動をとります。

もちろん沖縄県民でなくてもおしぼりをドリンクコースター代わりにする人はいるでしょうが、沖縄に住んでいる人ならばほぼ間違いなくやってしまうこの行動・・・。

しかも「ちょっとテーブルが汚れてきたな」と感じたら、ドリンクコースターからダスターに早変わり!そしてきれいになったところで、汚れた面を内側にして折り直し再びドリンクコースターにもどります。

移住したばかりの頃は違和感のあったこの行動も、地元の友人との付き合いが増えるにつれてすっかり馴染んできた私。

サービスで出されたおしぼりが、居酒屋のテーブルの上でこれほどまでに大活躍できるのは、日本広しといえど沖縄だけだと私は思います。