車社会・沖縄だからこそ知らなきゃいけない車検切れの罰則

電車がない沖縄で車は必需品です。車に乗る限り義務となるのが2年ごとの車検。でも車検が切れたままでも「見つからなきゃ大丈夫」っていう人も…。車検切れの車は罰則だけでなくこんな大変なこともあるんです。

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車検切れ車が今も全国で20万台走っている!

車検

車検とは、正しくは「自動車検査証」のことです。

「車の身分証明書」ともいわれる車検証ですがこれは「問題なく車が動くことを証明するもの」ではなく、「法律で定める保安基準を満たしている車」であり「自動車のオーナーとしての義務を果たしていることを証明するもの」でもあるのです。

車に関する法律には様々なものがありますが、車検切れの車に関する法律としては「道路運送車両法」があります。

つまり・・・車検が切れている車を公道で走らせれば、それはもう立派な法律違反!当たり前ですが見つかれば厳しい罰則が待っています。

それにもかかわらず今現在も、全国で20万台もの車検切れの車が公道を走り続けているといわれています。となると・・・、ここ沖縄でも車検切れのままで走っている車がいても不思議ではないという事…。

「たかが車検切れ」と思っているかもしれませんが、これは立派な法律違反。思っている以上に厳しい処分が待っています。

車検切れのままで公道を走った場合の罰則

交通法違反

車検が切れた状態で公道を走っていたのが見つかった場合、道路運送車両法の違反となるため罰則が科せられます。

まず「6か月以下の懲役または30万円以下の罰金」です。もちろん、これだけでなく「30日間の免許停止処分」が付きます。

ほぼ1か月にわたる免停処分ですから、運送業であれば即生活に影響します。個人事業主で運送業をしている人も多い沖縄ですから、違反によって1か月の免停となれば1か月無職になるのと同じこと・・・。

更に・・・罰金30万円も加わりますから経済的にもかなり苦しくなります。

車検切れで自賠責が切れていればさらに厳しい

自動車保険

車に関する保険には、「強制保険」と呼ばれる自賠責と、オーナーの意思で加入する任意保険の2つがあります。

自賠責保険は、法律によって車のオーナーに加入の義務があります。これはもともと事故の被害者に対する補償を目的として作られている保険なので、車のオーナーであれば必ず加入しなければいけません。

自賠責の場合は、被害者の保証のためだけの保険なので、事故や災害にあった場合にはオーナー側の保証はありません。

そのため、万が一のための保証としているのが任意保険です。任意保険はあくまでも「任意」ですから、車のオーナーに加入の義務はありません。

車検切れなのに自賠責だけ加入しているということはあり得ない

自賠責保険

ここからが本題ですが、自賠責保険の加入期間というのは車検のタイミングとするのが基本です。

新車の場合は、初回車検が3年後となるので任意保険の加入期間も36か月となりますが、2回目以降は通常通り2年ごとになるため一般的には24か月で加入します。

車検を受けるためには、自賠責保険の加入証明書が必要になりますが、保険の加入期間が切れた状態で車を公道で走らせれば「自動車損害賠償保障法」の違反となります。

ちなみに、車検が切れているのに自賠責だけ加入しているということはあり得ませんから、現実的に考えれば「車検切れ=自賠責切れ」となります。

「車検切れ&自賠責切れ」の場合は罰則がさらに厳しくなり、「1年6か月以下の懲役または80万円以下の罰金」となります。もちろん免停期間も大幅に伸び「90日間」となります。

沖縄で3か月車の運転が出来ないとなると・・・仕事はもちろん日常生活にも多大な影響を及ぼすでしょう。

ここまで言えば「たかが車検切れ」だと、いえない理由がお分かりいただけたでしょうか・・・?

「自宅に車検証は保管してます」や「コピーを乗せている」は通用しない!

そんなことしたらダメ

「車の身分証明書」である車検証には、オーナーの個人情報もしっかりと記載されています。

ですから・・・車上荒らしなどで車検証が盗まれてしまえば、大事な個人情報が悪用される危険もあります。

でも、だからといって「車検証のコピーを車に携帯し、原本は自宅に保管している」ということはNGなのです。

もちろん、「車検証はあるけれど自宅で保管しているんです」なんていう言い訳も通用しません。

なぜなら「車検証の携帯」に関する法律があり、そこには「自動車は、自動車検査証を備え付け、かつ、国土交通省令で定めるところにより検査標章を表示しなければ、運行の用に供してはならない。(道路運送車両法第66第1項より抜粋)」とあるからなのです。

つまり・・・車に乗る限り、車検証は常に携帯していなければ法律違反になるということなのです。

ちなみに、この法律に違反した場合は「50万円以下の罰金」が科せられます。

自賠責証明書も不携帯は法律違反!

リスク

車検を受ける際に更新するのが基本の自賠責保険。

加入をすると保険会社から「自動車損害賠償責任保険証明書(通称・自賠責証明書)」が発行されます。この証明書に関しても、車検証と同様に携帯の義務があります。

基本は、「車検証」と「自賠責証明書」(加入しているなら任意保険の保険証)をセットにして、車内に保管しておくようにしましょう。

車検証・自賠責証明書の不携帯で捕まれば前科が付く

前科

「車検証不携帯30万円に自賠責証明書不携帯20万円を合わせて50万円ならば、金額は高いけど免許停止よりはまだいいか」なんて思っているとしたら大間違いです。

この2つは反則金として扱われず刑事罰として扱われます。つまり罰金刑ですから捕まれば「前科」が付きます。

アン

「たかが車検証」「たかが自賠責保険」と思うかもしれませんが、その誤った思い込みが、あなたを前科者にしてしまうかもしれないのです。

検問よりもはるかに効率の良い車検切れ車の取り締まりが沖縄でもやがて始まる!

多くの車検切れ車オーナーが「検問にさえかからなければ大丈夫」と思っているようですが、これからはそうはいっていられなくなります。

なにしろ車のナンバーを読み取り車検切れの車を自動で見つけ出す「ナンバー自動読み取り装置」がもう間もなく全国で導入されるからです。

この装置のすごいところは、カメラでナンバーを読み取ったらその場でデータ照会しすぐに検挙が出来ることです。

渋滞

2017年秋に全国5か所で行われた公開デモでは、約3700台のナンバーをその場で読み取り7台の車検切れ車を発見!

さらにこの取り締まりの恐ろしいのは、その場で車検切れの車が警察にレッカーされていくのです。これは言い逃れどころの話ではない…。

このとき行われた公開デモでも、違反者には警告書が交付され車検切れの車はその場でレッカー移動されたそうです。

アン

この取り締まり法が沖縄に導入されれば、もはや「検問に引っかからないようにすればいい」という甘い考えは通用しなくなります。

本当に怖いのは自己破産のリスクがあること

交通法違反

車検切れ&自賠責保険切れの状態で車を走らせることがどれだけリスクがあるかは分かったと思いますが、本当に怖いのはその状態で事故を起こしてしまった場合です。

もともと自賠責は、事故に巻き込まれた被害者が保証を受けられず泣き寝入りとなることを防ぐために作られたものです。

なので、自賠責保険切れの状態で事故を起こせば、被害者への補償は全て加害者の自己負担となります。怪我をさせてしまい、後遺症が残ればその保証もしなければいけません。

もしも・・・被害者を死亡させてしまった場合は、高額な慰謝料の支払いも求められることでしょう。

死亡事故の場合は刑事事件としても検挙されますから、あなたの人生だけでなくあなたの家族の将来もつぶしかねない・・・という事になります。

アン

自己破産・一家離散という最悪のシナリオに向かって突き進むのか、それともきちんと車検を通して安全に車に乗り続けるのか。これだけのリスクがあることを知れば、誰でもこの問いの正解はわかるはずです。

【まとめ】車社会・沖縄だからこそ車検切れだけは絶対にダメ!

ドライブ

車がなければ生活することも仕事をすることもままならない沖縄だからこそ、車のオーナーの義務である車検は必ず通す必要があります。

義務を守って安全に運転していれば、あなたもあなたの家族も安心・安全です。

もちろん・・・意図的な車検切れは論外ですが、沖縄の場合は「うっかり車検切れ」が一番の問題。

今後新たな取り締まり法が導入されれば、うっかり車検切れでも即レッカー移動となります!まずはしっかりと車検の期限を確認し、きちんと車検の期限内に受けるようにしましょうね。

車社会・沖縄だからこそ知らなきゃいけない車検切れの罰則

2018.09.15